シギ・チドリの渡りの確認状況が例年になく最悪状態のようです。
異常事態。そう表現してもよい状況です。
降り続いた雨も落ち着き始め、先日は何箇所かシギチの様子の確認に同行してきました。
…が、確認できたのは多々良川河口でキアシシギ数羽のみ。ソリハシもいたかな、くらいです。
また、例年ならば成鳥と幼鳥はそれぞれ別々に渡っていくものなんですが、Hさんは先日、成鳥と幼鳥が一緒にいるのを見て目を疑ったのだとか。
ここ最近の異常な長雨も影響しているのでしょうか?
明るいニュースをお届けしたいのに、こんな状況では気分は沈むばかり…。
今週後半からようやく太陽が戻ってくるようですので、今後に期待したいものです。
暗い話しばかりしてもなんなので、ちょっぴり明るい話(?)も。
カニたちが産卵期を迎えているようですね。
お腹にもっさりと卵を抱えたメスの姿が多く見られました。写真の子は少ないほうです。
実はカニの産卵の様子はテレビでしか見たことがないんですが、打ち寄せる波に向かって一斉にお腹を振って卵を放出する姿はとてもユニークです。
湿地研のメンバーとしては、一度はこの目で見てみたいものです。
鳥が残念な状況だったので、この日の写真はカニばかり。
じっと観察していると、ご近所さんとの攻防戦が繰り広げられたりしてけっこう飽きずに見ていられるんですよ。
夏休みの最後は湿地にお出かけしてみてはいかがでしょうか。
コメント