今年のコアジサシですが駄目みたいです。
光風沖合定置網に2日2羽、9日0羽でした。
全国的に見ても上手く行っているのは大阪湾だけのようで、他の地域でも10年に比べて80~90%減少のようです。
海中砂浜のシロチドリは少ないながら巣立った幼鳥が8羽ほどいるようです。
コアジサシの親は頻繁に雛に餌を与えなければならないので、営巣箇所から半径2~3kmに餌場がなければ苦しく、餌となる魚の減少も要因となっているようです。
博多湾内の環境再生が上手く行けば少しですが希望はあると思います。
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夏の暑さはまだまだ続きますがコアジサシの夏は終わり、
親鳥たちは8月下旬頃から、じきにオーストラリアへ渡り始めます。
今年は残念ながら、博多湾育ちのコアジサシを見ることはできませんでしたが、
身近な生き物と環境について知ってもらい、一緒に考えるきっかけになればと思います。
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