今日は土曜日ですが、モニ1000シギチ調査のWebセミナー参加のため自宅に引きこもってました。
セミナーは換羽の基本・換羽と渡りの関係・年齢識別への応用といった、なかなかマニアックな内容。
シギチは「渡りをする前に換羽する種類」と、「渡りをしてから換羽する種類」とに分かれるそうで、羽根の状態を観察すれば換羽の様子もわかるとのこと。
また、幼鳥と成鳥では羽根の模様も違うので、その換羽状況で年齢識別も可能です。
なかなか難しそうではありますが、鳥の観察をする時に「換羽」をキーワードに見てみるのも面白そうですね。
年齢識別といえば、鳥は年齢による換羽のスピードは種類によってだいぶ違います。
生まれた翌年に成鳥の羽根になる種類もいれば、数年かけて変わっていく種類もいます。
後者の代表的なのがカモメでしょうか。
完全な成鳥になるまでに4〜5年かかり、それまでの羽根の様子は第一回冬羽、第二回冬羽…と少しずつ変化していきます。この識別がまたややこしいんですが、鳥屋さんの中にはそれを楽しむ人たちも少なくありません。
私はというと、ウミネコ、セグロカモメ、カモメの識別くらいがやっとで、それ以上は…(ちーん)
先日の志賀島です。
いますねぇ。混ざってますねぇ。
カモメ好きの鳥屋さんたちは、この子達を一個体ずつ年齢を識別しながら確認し、時折混じっているレアなカモメ類を見つけて楽しむというレベルの高い遊び(?)をしています。
波打ち際にいたウミネコとセグロカモメ(たぶん)。
頭のまだら模様の程度は年齢なんでしょうか、個体差なんでしょうか。…わかんない(泣)
さらに…みなさんはお気づきでしょうか。
左から2番目の子、ちょっと小さい!
一緒に観察していたHさんによると、セグロはセグロだけど細かくいうと奥のセグロとは違うんじゃないかとのこと。ややこい。
いやはや、カモメ類は奥が深すぎて私にはまだ早すぎるようです。
ちなみに、カモメ類だけに特化した「日本のカモメ識別図鑑」というものもあるので、カモメ面白そう!と思ってくれた方は是非チェックしてみてください。
以下、オマケ。
海と波とセグロカモメ。
砂浜とご臨終ハコフグ。
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