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Asaka OSANAI

水辺で子育てする鳥の親子

本日、6/23(日)の多々良川の清掃活動は天候不良のため中止となりました。


さて、今日は会員から届いた写真とともに、水辺で子育て真っ最中の鳥の親子を紹介します。


まずはバンの親子です。


親鳥が、子どもにえさを与えている様子。何とも優しいまなざしですね。

バンは福岡では1年中見られる留鳥で、

春から夏にかけて水辺の草を編んで巣を作り、卵を産んで子育てします。

昆虫、甲殻類、植物の葉や種など、何でも食べるジェネラリストフィーダー(雑食性)です。


1回に5~9コの卵を産み、年に2回、繁殖することがあります。

この時に、1回目の雛が育つとヘルパーとして、次の子たちの面倒を見ることが知られており、

兄弟の面倒を見ながら、家族ぐるみで子育てを頑張る姿は、とてもほほえましいです。

たくさん食べて大きく育ってね。



続いてマガモ親子です。


周囲を見渡す親鳥と、ほわほわのひなたち。可愛いの大渋滞です。



マガモも、春から夏にかけて水辺で繁殖します。

公園の池などで、親子で行列を作って散歩する姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

マガモは水辺で草を編んで巣を作り1回に10~12コの卵を産んで子育てをします。

植物の葉や種、昆虫や貝類など、何でも食べます。

ヒナたちは親鳥の後に付いて、泳ぎ方やエサの採り方などを体で学びながら成長していきます。


兄弟の多い大家族ですが、動きが遅いヒナはカラスやネコなど外敵からすれば恰好のターゲットです。

写真の浮き島は、水鳥たちの休息場所として当会が公園に提案して設置していただいたもので、子育てにも役立っているようです。


写真はいずれもアイランドシティ中央公園の修景池で撮影したものです。


公園を散策すると、かわいい親子の様子が見られるかもしれませんね。

バンは用心深いので姿を見る機会は少ないかもしれませんが、クルルッという鳴き声で鳴くので、

水辺で声が聞こえたら近くにいるかもしれません。


無事にヒナが成長できますよう、応援よろしくお願いします!




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