コハンミョウ。
植生少ない開けた場所を好むんだそうです。
確かに、この写真を撮った場所も草があまりない場所でした。
でも、実はここは少し前まで草がもっさりあった場所なんですよ。
生きものの環境の変化の察知能力ってすごいですね。
「やっほい!いい場所見つけたぜぃ‼」と言っているようにも見えたり見えなかったり…?
ハンミョウ類は足がものすごく速く、チョロチョロ動き回るのでそう見えただけかもしれません 笑
さて、湿地研の主な活動環境である「湿地」
ひとことで「湿地」といっても、その環境は様々です。
干潟のような水深が浅い場所、池のような水深が深い場所、川のように流れがある場所。
植生でいえば、植物がまったくない場所、ほどほどにある場所、たくさんある場所などなど。
そして、湿地を利用する生きものたちにとって過ごしやすい環境も、種によって様々。
例えば、今の時期もっさり繁茂しているヨシはオオヨシキリなどの絶好の繁殖場所となりますが、
今後やってくるシギチたちにとっては、開けている方が好都合だったり。
コハンミョウも開けている場所がお好みでしたね。
今回はコハンミョウにとっていい変化でしたが、逆に悪い方向に変化することも多々あります。
人為的な環境変化の多くはどちらかというと悪い方が多いはずでね・・・
湿地研では「生きものが暮らしやすい環境づくり」を目指して色々活動していますが、逆効果になってしまった!なんてことにならないよう細心の注意を払って頑張ております!
8月にはシギチたちの渡りが始まりますし、お迎えの準備も始めないと・・・
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