先日の湿地研作業中にかなり近い距離でスズガモが撮れました。
公園などの人馴れしてしまっているやつらを除けば、カモは警戒心が強くてこんなに近くで観察できる機会はあまりないので、ここぞとばかりに写真を撮りまくり。
白い口元とでこっぱちな頭がキュートです。
陸上にあがって全身が見れるのも貴重!
足の位置が陸ガモと違う様子がよくわかります。
さて、スズガモは漢字で書くと「鈴鴨」
なんと、飛ぶ時の羽の音がリリリリリンと鈴の音に聞こえることから名付けられたそうです。
Hさんいわく、空から鈴の音が降ってくる感じとのこと。
なんてロマンチック。聞いてみたい!
ただ残念なことに少数が飛んでいるだけでは聞こえないそうで、数千単位集まれば聞こえるやろうけどねってことでした。
数千のスズガモなんて見たことない…
しかし、ここ博多湾でも90年代くらいまでは数千、万単位のスズガモがいたそうです。
Hさんが鈴の音を聞いたのもその頃が最後なのだそう。90年代って、いうほど昔じゃないですよね。
そんな短期間に変わってしまったんだと思うとすごく悲しい。
スズガモに限らず、数を減らしている身近な生きものってたくさんいます。
身近な生きものたちが「普通に」見れることが、いつの日か普通じゃなくなるかもしれないということを忘れちゃいけないなと思いました。
よく希少種、普通種という表現をしますが、普通種はいつまでも普通種でいてほしいものです。
普通種万歳!
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