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執筆者の写真かつのようこ

釣り糸被害再び…



11月11日に多々良川河口にて、右脚にルアー(スズキ釣用)が掛かったクロツラヘラサギの亜成鳥が確認されました…


以下、Hさんからの報告です。



 


■ 11月12日時点

保護のタイミングを見極める為に、今日からKさんと私とで観察していますが今日の時点では、まだ飛べています。ただ、仲間と一緒に餌の小魚を採餌するのには難儀しているようです。(早く走れないので餌が採れない)

今後、今よりも飛べなくなり群れから孤立したタイミングを見計らってから保護を試みてみます。

今回は環境省福岡事務所の職員の方が鳥類捕獲免許を持っていると言うこともありますし、そもそも、多々良川河口は環境省の国設鳥獣保護区なので共に協力して、何とか早く脚に掛かっているルアーを外してあげたいと思っています。


■ 11月13日時点

環境省、Kさんと私とで保護すべく探しましたがルアー被害の個体は行方不明になっていました。

落鳥の可能性もあるので河口内葦原も探しましたが、いませんでした。

可能性としては

・何処かへ飛んで行った

・幸運にも掛かっていたルアーが外れた

・今日の捜査範囲外で落鳥

のいずれかです。

 


福岡は今日から明日、明後日にかけて雨天が続きます。

餌がうまく食べれない中、悪天候の中どうしているか心配ですね…。


クロツラは成長するつれ、くちばしや目の下の模様に個性(個体差)が出てくるため、よく観察すれば個体識別をすることが可能です。

Hさんたちが、ルアーが外れていることも想定して同じ個体がいないかを確認してくださっています。

また、続報がありましたらご報告したいと思います。

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